お知らせ

作業に関する検証可能性

 経理や内部統制に関する業務、監査法人側の監査調書等に至るまで全ての作業について検証可能性を確保することが重要です。

マニュアルもなく更に引継ぎを受けていない等で前任者がどのように作業を実施していたか不明な状況で作業を行わなければならないことがあります。(本当はあってはいけませんが。。。)

私自身、監査法人時代によく遭遇しました。監査法人というのは毎年作業分担が変わります。そうすると自分は一度しか作らないため手間をかけずにささっと終わらせてしまうことが多く、どのように作業を実施したか引継ぎメモを作らずに終えてしまうことが多いです。

レビュー者や後任者が確認を容易にするために検証可能性を確保する必要があります。

作業に忙殺され、そこまでやってる時間がないかもしれません。

しかし次回ご自身が作業する際、後任者が初めて作業する際、マニュアルとまではいかなくとも引継ぎメモがあるだけで誤りを減らすことができます。

一度に全部引継ぎメモを完成させずとも、少しずつ作成すれば必ず有用なものとなります。