財務数値のエラーに気付くには
財務数値を作る担当者、確認する責任者、監査する会計士と様々な方が携わっています。
エラーをなくすために携わる方全てに実施していただきたい内容は
①増減及び推移分析
②残高の通査
です。この二つをやれば大半のエラーは発見(エラーをなくすことが)できます。
①増減及び推移分析
→数字を月次・四半期・年次等で並べ推移や増減を見た際、ご自身の理解と一致しない変動が生じている場合はエラーの可能性がかなり高いです。(エラーでない場合は、理解が誤っている)増減しなければならない科目で増減していない、増減してはいけない科目で増減している等。
②残高の通査
→その科目は何から構成されていなければならないかを考慮しざっと眺めるとその残高の妥当性が高まります。必要なものが含まれているか必要でないものが含まれていないか等。
全てをやるのではなく、その科目の金額的・質的重要性を考慮し、濃淡付けて①②をやっていただくことがよろしいかと思います。